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2005/07/28

エトワール・ガラBプロ鑑賞

★2005年7月24日(日)13:00開演 オーチャードホール3階R席にて鑑賞

【第1部】
《接吻》振付:ジェレミー・ベランガール、音楽:アフェックス・ツイン
     レティシア・プジョル、ジェレミー・ベランガール

幕があくと、テーブルと椅子があり、男が座っている。そこへ女がやってきて男に接吻をすると、テーブルごと男は離れていってしまい、暗転。そして、また舞台が明るくなって二人の踊りが始まるというような滑り出しでした。べランガールの振付作品。なぜか、プログラムには作品解説が載っていなかったので(他の作品は載っているのに)詳しいコンセプトなどは分かりませんが、まあタイトルでも分かるとおり、男女の機微を描いた作品なのでしょうね。最後も接吻をしていました。接吻に始まり、接吻に終わるということなのですね。私は、コンテンポラリーは良く分からないので、特に感銘も受けなかったのですが途中上から椅子やテーブルがたくさんモビールのようにぶら下がっている場面では、前日の地震を思い出してしまい「昨日、この作品のこの場面で地震があったなら、ダンサーも慌てただろうなぁ」などと、全然関係ないことを考えてしまい、ちゃんと作品に集中出来ませんでした。あ、レティシアの長い巻き毛がフワフワなびいていてそれは綺麗だなぁと思って観ていました。

《白鳥の湖第2幕より》振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ルシア・ラカッラ、エルヴェ・モロー
この公演は、ラカッラが観たくて行ったようなものなので、彼女を観られてとても嬉しかったです。
彼女の柔軟性がとても生かされていたと思います。腕の動きはやわらかすぎ?とも思いましたが、上半身の柔らかさや脚のラインはとても綺麗でした。オディールも是非観てみたいなぁ。さぞや、小悪魔チックなオディールになるだろうな。
これまた、楽しみにしていたモローくんでしたが、この演目ですので、ひたすらサポートに徹していて、あまり堪能できませんでした。

《ロミオとジュリエット》振付:ジョン・ノイマイヤー、音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ
寝室のパ・ド・ドゥでした。ノイマイヤー版のロミジュリを観たのは実は初めてです。アッツォーニがとっても良かったと思いました。バルコニーのパ・ド・ドゥも観たいなぁ。

《ニュアージュ》振付:イリ・キリアン、音楽:クロード・ドビュッシー
エレオノーラ・アバニャート、ガエル・ランビオット
実は、あんまり覚えていないのですが、ルグリとルディエール(だったかな?)の写真で見たことのある、男性が女性の足先を持っているシーンは印象的でした。

《ダイアモンド》振付:ジョージ・バランシン、音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリ=アニエス・ジロ、エルヴェ・モロー
キラッキラのチュチュを着たジロは、とても美しかったです。そして、エトワールの貫禄がたっぷりでした。
この作品のこの場面自体は、それほど印象に残るものではなかったのですが、ジロのオーラでたっぷり魅せていただきましたという感じでした。モローくんは、またしても、サポート役…。

《アンドンテ》振付:クロード・ブリュマション、音楽:ウィン・マルタン
バンジャマン・ペッシュ、イリ・ブベニチェク
男性二人の踊り。ペッシュとブベニチェクが上半身裸で踊っていました。ちょっと分かりづらかったのですが、去年ルグリのグループ公演で観た「さすらう若者の歌」とコンセプトは似ているのでしょうか。
あちらのイレールとルグリがとても素晴らしかったので、どうしてもそちらと比べてしまって…。
でも、ペッシュとブベニチェク、嫌いじゃないです。もっとたくさん踊りこんでいったものをもう一度観たいと思いました。

【第2部】
《眠れる森の美女》振付:マッツ・エック、音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
シルヴィア・アッツォーニ、イリ・ブベニチェク
以前、テレビでエックの眠り全幕を見た時は、あまり良いとは思わなかったのですが、こうしてガラで見るのはとても楽しいと思いました。アッツォーニもブベニチェクも、エックの世界にとってもはまっていたと思います。
ただ…でも、やっぱり私としては眠りはトウシューズにクラシックチュチュが一番好きです。

《シンデレラ》振付:ルドルフ・ヌレエフ、音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
エレオノーラ・アバニャート、ジェレミー・ベランガール
これは、シルヴィ・ギエムとシャルル・ジュド主演のビデオで見たことがあります。シンデレラの衣装はそのままでしたが、スターの衣装は違うような…。ジェレミーは普通の白シャツに黒いズボンでした。
比べたらいけないですけど、やっぱりあの2人はすごかったんだなと思いました。でも、椅子を使ったリフトの連続などは素直に感動しました。

《アゴン》振付:ジョージ・バランシン、音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
ルシア・ラカッラ、バンジャマン・ペッシュ
申し訳ないけど、ラカッラしか目に入りませんでした。ごめんなさい>ペッシュ
ラカッラは、その柔軟性を十分に使って踊りこなしていました。あまりにやわらかいので、それが大変な技だということもほとんど感じさせないほど。うーん、もう一度、じっくり見てみたいなぁ。

《ホエアアバウツ・アンノウン》振付:イリ・キリアン、音楽:チャールズ・アイヴズ
マリ=アニエス・ジロ、イリ・ブベニチェク
うぅ、どんなんだったかなぁ、なぜか思い出せない(-_-; 「やっぱり、ジロはいいなぁ」とか「ブベニチェクもやるねぇ」などと思いながら見ていたような気はするんだけど…。ごめんなさい。

《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》振付:ジョージ・バランシン、音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レティシア・プジョル、エルヴェ・モロー
やーっと、溌剌と踊るエルヴェを見ることが出来ました(^^) これを見たかったんだぁと思いました。
レティシアも、良かったです。エルヴェはもっと良かったと思います。
特に、コンテンポラリー系が続いたので、ちょっと耳慣れた音楽と踊りが非常に心地よかったです。
これが締めで良かったのではないでしょうか。

フィナーレは、映画のエンドクレジットのように、紗幕に出演者やスタッフ名が次々に流れて行き、その後ろでダンサーたちが色々おふざけをしている様子がシルエットで映し出されていました。
それが終わると紗幕が上がり、ダンサー達が手をつないで登場しました。普通に、端からレベランスをしていった後に、女性ダンサーが端から少しずつ脚を高くあげていき、最後から2番目のラカッラは、6時のポーズ。それを見た最後のエレオノーラ(だったと思います)が「無理無理、そんなの出来っこないわよ」という感じで手を振り、退場しようとする所をエルヴェ(だったと思う^^;)が、「じゃあ、こうしたら?」という感じで、エレオノーラの片足をビールマンスピンのように後方にあげさせ、トウの先で後頭部をコツンと叩いたのは、会場の笑いを誘っていました。
それから、ガエル・ランビオットが、急にマネージュを始め、それはとてもスピード感もあり素晴らしいマネージュでした。それを見たジロが「わたしだって!」という感じで、それはそれは美しいマネージュを披露してくれました。これには拍手喝さいでした。フワンフワンという綺麗なマネージュでした。さすが、ジロ。
そして、最終日ということで、天井からは色とりどりの紙テープと紙吹雪。ダンサー達も驚いていました。
とても、盛況のうちに終了しました。最後の幕が降りた後、舞台上からものすごい歓声が聞こえてきたので、やっぱり本人たちも嬉しかったのでしょうね。『マンボ、ヤンヤン』のフレーズがまだ耳に残ってます(‐^▽^‐)

また、このメンバーで何かやってほしいなぁ。今度は、もう少しクラシックものも増やしてくれたらなお嬉しいかも。
そして、日程はもう少し余裕があった方が…(;_;) これだけのメンバーなのに、空席が目立ったのはもったいなさすぎます。

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