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2005/11/20

シュツットガルト・バレエ「ロミオとジュリエット」鑑賞

★2005年11月12日(土)13:30開演 東京文化会館大ホール4階席にて鑑賞

ロミオ:フリーデマン・フォーゲル
ジュリエット:アリシア・アマトリアン
ティボルト:イリ・イェリネク
マキューシオ:アレクサンドル・ザイツェフ
ベンヴォーリオ:ミハイル・カニスキン
パリス:ニコライ・ゴドノフ
キャピュレット公:ローランド・ダレシオ
キャピュレット夫人:メリンダ・ウィザム

クランコ版「ロミジュリ」を見るのは初めてなので、とても楽しみにしていました。まして、バレエの生舞台を観るのは、ほぼ3ヶ月ぶり(T_T)なので(10月に能&バレエは見ましたが、ジゼル2幕のみだったので、逆に空腹感が増してしまいました^^;)
さて、幕が上がると、街の広場。舞台奥には後にバルコニーやジュリエットの部屋の窓などとしても利用されるアーチ橋。
その上を歩いてくるロザリンド。すると、ロミオが登場し、ロザリンドにちょっかいをかけようとします。フォーゲルのロミオはまさに少年。それも、ちょっと垢抜けていなそうな少年。ロミオがとても似合っていました。
広場が活気付いてくると、マキューシオやベンヴォーリオも登場。ただ、このマキューシオとベンヴォーリオの衣装がその他大勢の衣装と似ているので、最初は彼らがその2人だとは気が付きませんでした。
そして、ティボルトも登場し、モンタギュー&キャピュレット両家の争い。ティボルトのイェリネクは、なかなか渋いティボルトでした(^^;)

場面が変わってジュリエットの部屋。乳母とたわむれるジュリエット。ジュリエットのアマトリアンは、最初、あんまり初々しい少女には見えませんでした。髪型のせいかなぁ。もう少し垂らした方が良かったかもしれません。
でも、ロミオと出会い恋に落ちた辺りからの表現力はとても素晴らしいと思いました。
バルコニーは、さっきも書いたとおりアーチ橋を使っており、階段がなく高い段差が2つほどあるだけなので、ロミオがジュリエットを抱えおろしていました。そこから、流れるようなパ・ド・ドゥ。2人が恋をしているのをひしひしと感じることが出来ました。最後は、再びロミオがジュリエットを抱えあげて、バルコニーの上へ。そして、バルコニーの柵(?)にぶら下がり懸垂しながら、熱烈なKiss。非常に体力勝負なKissでした(^^;)

2人だけの結婚式の後の広場でのいざこざ。マキューシオはなかなか良かったです。それまでは、正直言っていまいちでした。キャピュレット家にロミオ、ベンヴォーリオ、マキューシオの3人で忍び込む時の3人のバリエーションは、バラバラでしたしね(トゥール・ザンレールの繰り返しが多かったので、ちょっと合わせるのが大変そうではあったのですけど)
でも、マキューシオの刺されるシーンでは、汗だくになって本当に熱演でした。イェリネクのティボルトは、冷徹にはなりきれないティボルトだと思いました。マキューシオを本当は殺すつもりなんてなかったんだという風に私には見えました。
そして、ロミオに刺されて倒れるティボルトに駆け寄るキャピュレット夫人。ここは、是非ともマリシア・ハイデで見てみたかったです。彼女のキャピュレット夫人は以前、映像でチラリと見ただけでしたが、壮絶に「女」でした。本当にティボルトとデキていたの?というくらい。この日のキャピュレット夫人は、かなりおとなしく見えてしまいました。

ジュリエットのベッドで、まどろむ2人。ジュリエットより早く目覚めたロミオはジュリエットの髪の毛を指に巻きつけたりしてもてあそびます。
寝室のパ・ド・ドゥは、素晴らしかったです。バルコニーよりもしっとりと落ち着いて、でも別れの切なさを漂わせて。

ジュリエットが薬を飲んで仮死状態になり納骨堂での場面。やっぱりロミオに殺されちゃうパリスはかわいそうですね(^^;) 特に、クランコのパリスは紳士的でしたから…。
ジュリエットが死んだと思い込み、ロミオが自らの胸に剣を刺す場面、マクミラン版ではそれまでの間に、仮死状態のジュリエットをぶん回してパ・ド・ドゥを踊ったりして、かなりロミオの嘆きを強調していたように思うのですが、その点クランコ版ではあっさりと、剣を突き刺してしまうのでちょっと拍子抜けしてしまったくらいでした。ただ、剣を刺してからロミオがジュリエットに添い寝して寝室でのようにジュリエットの髪の毛を優しくもてあそぶ場面は、思わず涙でした~(;_;)ただでさえ、あの場面の音楽には弱いのです。そして、目覚めたジュリエットもロミオの死に絶望し、やはり剣で自分の胸を貫き、ロミオを抱きしめながら絶命します。マクミランを見慣れてしまった自分には、特にこの納骨堂のシーンはあっさりしすぎ感もあったのですが、ロミオとジュリエットそのもののようなフォーゲルとアマトリアンを見られてとても幸せでした(⌒▽⌒)

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