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2006/05/21

ボリショイ・バレエ団「ラ・バヤデール」鑑賞

20060519002511_1
★2006年5月4日(木)18:30開演 東京文化会館大ホール5階席にて鑑賞

ニキヤ:ナデジダ・グラチョーワ
ソロル:ウラジーミル・ネポロージニー
ガムザッティ:マリヤ・アレクサンドロワ
ラジャ:アレクセイ・ロパレヴィチ
大僧正:アンドレイ・スィトニコフ
マグダヴェヤ:ヤン・ゴドフスキー
黄金の仏像:岩田守弘
壷の踊り:アンナ・レベツカヤ

影の王国
第一ヴァリ:エカテリーナ・クリサノワ
第二ヴァリ:ナターリヤ・オシポワ
第三ヴァリ:アンナ・ニクーリナ

音楽:ルードヴィヒ・ミンクス
改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ(プティパに基づく)


 グラチョーワのバヤデール(ロシアなので本来はバヤデルカですね)は、ビデオで観ていて気に入っていたので、とても楽しみにしていました。幕が開くまで、あちこちでキャスト変更が相次いでいたので、正直ヒヤヒヤしてしまいました。なので、無事に舞台にグラチョーワが出てきた時はとても嬉しかったです。
ビデオの映像は、10数年前なので、多少年月を感じないこともありませんでしたが、踊りのしっとりさは格別でやっぱりこの人の日にして良かったなぁと思いました。特に、アームスや上半身の使い方が素晴らしいなと思いました。
ソロルは、ウヴァーロフの代役ネポロージニーで、そうですね~。スタイルや踊りは、なかなか良かったです。ただ、印象はやや薄味だったかな?ものすごい遠い席の上に、この時、持参したオペラグラスが、あまり表情が良く見えるタイプのものではなかったので、よけい表情などの印象が薄いのかもしれません。でも、ネポロージニーは好きなんですけどね(^_^;)
大僧正を拒んだその後、密かに逢いにきてくれたソロルに駆け寄るグラチョーワがとても愛らしかったです。心から嬉しい気持ちが滲み出ていました。
ただ、私の見落としかも知れませんが、大僧正が2人のパ・ド・ドゥを覗き見している所を確認できませんでした。

ガムザッティのアレクサンドロワは、まさにハマリ役と言っても良いのではないでしょうか。プライドの高い領主の娘を好演していました。テクニックもいつも通り安定していて、ニキヤとの対決も良かったです。グラチョーワもそうでしたが、アレクサンドロワも、ジュテがとてもきれいでした。

婚約式は見どころがいっぱいでした。まずブロンズアイドルの岩田さん。全身金色で素顔が全く分からないのが残念でしたが、踊りは素晴らしかったです。拍手も一際大きかったと思います。
それと、壷の踊りのアンナ・レベツカヤも良かったです。ずっとニコニコしていたのが印象に残りました。
太鼓の踊りは、いかにもボリショイらしい勇猛な踊りでやはり印象深い物がありました。

そうそう、上で書き忘れたのですが、マグダヴェーヤのゴドフスキーの踊りも、とても素晴らしかったです。彼は、ソロルとニキヤの密会に一役買ったと思えば、ニキヤに渡す毒蛇入りの花篭を手配したりと、忙しい役どころでした(^^;)
その花篭のヴァリエーションは、ニキヤの悲しみがストレートに伝わってきて、ジーンとしてしまいました。
こんな悲しい踊りを見て、ソロルはいったいどんな反応を…と思ったのに、ソロルとガムザッティの座席の横に余計なついたて状のセットがあり、彼の反応は全く見ることが出来ませんでしたp(>o<)q邪魔だー
毒蛇にかまれた後のニキヤは非常に潔かったです。大僧正に解毒剤を渡されるも、ガムザッティと退席しようとしているソロルを見るなり「キー、こんなもの(>o<)」と言った感じで、解毒剤を叩きつけ、バッタリと死んでいきました。

三幕の影の王国は、さすがボリショイ!でした。コール・ドが降りてくる坂道は2段階でした。アラベスクパンシェの脚も高く、揃っていたのでとても綺麗でした。でも、コール・ド泣かせですよね~(;_;) 私のような素人でも、さぞ、つらいんだろうなぁということは想像できました。
三人のソリスト達も、それぞれ、美しかったです。特に気に入ったのは、第一ヴァリのクリサノワでした。

そして、登場したニキヤ。2人のパ・ド・ドゥは、神々しささえ感じるほどでした。
ヴェールを持って回転するところで、最後少しバランスを崩してはいましたが、とても長いバランスを見せてくれたりしました。

とても美しいパ・ド・ドゥの後、ニキヤは去って行き、ソロルは夢から覚めます。
寺院へ行き、神々に許しを乞いますが、神の怒りは大きく寺院は崩壊し、ソロルは1人死んでいくのです。
このシーン、他のバレエ団では、たいがい、ガムザッティとの結婚式で起こり、ラジャやガムザッティもろとも下敷きになって死んで行き、ソロルの元にはニキヤの魂が迎えに来てくれて二人であの世に旅立っていくというようなストーリーなのですが、ボリショイでは、ニキヤも迎えに来てくれず、ソロルは後悔の気持ちを抱えたまま1人寂しく死んでいくのです。
この辺り、ちょっとシビアですね(^^;) それほど、神の舞姫を裏切った罪は大きかったということなのでしょうか。

キャスト変更は続いたものの、いかにもボリショイ!を堪能させてもらって満足でした。特にグラチョーワは、もしかしたら生で観られるのは最後かも知れず、本当に見られて良かったです。

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