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2006/08/20

第11回世界バレエフェスティバル・Aプロ鑑賞

20060821180507
★2006年8月5日(土)15:00開演 東京文化会館大ホール4階R席にて鑑賞

いつも、やることが遅い私…。感想をアップするのもこんなに遅くなってしまいました。
しかーし!まだ、全幕プロのドン・キや、1ヶ月前のノートルダムさえ、まだ感想を書けていない…(^∇^A;
まあ、おいおい、自分の記録のためにアップしてみるつもりです。

【第一部】
「ラ・ファヴォリータ」
振付:ペタル・ミラー=アッシュモール
音楽:ガエターノ・ドニゼッティ
☆ルシンダ・ダン&マシュー・ローレンス
まるでキトリとバジルのような衣装で登場。オーストラリアの200年祭を祝うために作られたバレエと言うことで、その通り、幕開けを飾るのにふさわしい華やかなバレエだったと思います。

「7月3日新しい日、新しい人生」(世界初演)
振付:ジェレミー・ベランガール
音楽:エイフェックス・ツイン
☆ニコラ・ル・リッシュ
うーん、元々コンテンポラリー系に疎い私なので、正直分からなかったです。ニコラだから楽しみにしていたんだけど…。それに…長い!何度も暗転するものだから、そのたびに拍手しそうになっちゃいました(^∇^A;
優雅なラジオ体操でも見ている気になったりして、心の中は『ニコラもったいないニコラモッタイナイニコラMOTTAINAIニコラ無駄遣い……』でした。世界初演ったって、これじゃあ(;_;)
ところで7月3日は何の日なんでしょうね。新しい人生などとあるからには誕生日なのでしょうか?ニコラ&オスタのベビーとか?

「白雪姫」
振付:リカルド・クエ
音楽:エミリオ・アラゴン
☆タマラ・ロホ&イナキ・ウルレザーガ
この作品は、元々2005年に創作された、全幕バレエなんですね。初演もロホ。
ロホ、愛らしかったです。最後も、32回転以上(64回転?)グルグル回り続けてくれました。ダブルトリプル当たり前状態で(^^;)
イナキは、前回フェス以来久々に見たような気がしますが、前回よりは、何となくシュッとして見え踊りも良かったと思います。ただ、衣装のせいもあるのかもしれませんが、王子には見えませんでした(^∇^A;

「椿姫」より第三幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
☆ジョエル・ブーローニュ&アレクサンドル・リアブコ
ノイマイヤー版とアシュトン版の違いすら分かっていなかった、バカなワタシ(^∇^A;
曲から違っていたんですね…。
強い印象は残っていないのですが、流れるような動きが綺麗だなぁと思った記憶が…。
さすが、ハンブルグのダンサーだと思いました。

【第二部】
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
☆ポリーナ・セミオノワ&フリーデマン・フォーゲル
ポリーナとフォーゲルのフレッシュコンビ。去年、シュツットガルト公演でアマトリアンとフォーゲルのロミオとジュリエットを見たので、こちらのカップルも楽しみにしていました。
印象は、やっぱり全幕と違い、あっさりして見えてしまいました。それでも、ポリーナの身体能力の高さでとても楽しく見ることが出来ました。ただ、セットの関係?なのか、最後の懸垂チュウがなかったのは、ちと残念?(^▽^;)

「エスメラルダ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:チェーザレ・プーニ
☆レティシア・オリヴェイラ&ズデネク・コンヴァリーナ
うーん、レティシアのタンバリン捌きが今ひとつだったような気がします。コンヴァリーナの方も、あまり印象に残らなかったような…。ごめんなさい。

「オネーギン」より第一幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:チャイコフスキー 編曲:シュトルツェ
☆アリーナ・コジョカル&フィリップ・バランキエヴィッチ
オネーギンは、全幕を見たことがなく(昨年、シュツットガルト公演では見られなかった(´Д`)大まかなストーリーしか知らないため、いまいち、入り込むことが出来ませんでした。
タチアナは、ああいう感じで良いのでしょうか?
鏡に映ったタチアナの影役は誰だったのかなぁ。東京バレエ団のどなたかなんでしょうけど。

「ジュエルズ」より“ダイヤモンド”
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
☆アニエス・ルテステュ&ジョゼ・マルティネス
きらびやかな2人でした。ダイヤモンドという演目自体、それほど好きな方ではないのでアレなのですが、2人が笑顔で楽しそうに踊っていたのが良かったです。

「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
☆イリーナ・ドヴォロヴェンコ&ホセ・カレーニョ
去年のABT公演の時、イリーナは産休だったので、彼女を見たのは本当に久しぶりでした。
いやー、ものすごく気合の入ったオディールを見せてもらいました。目力がすごかったです(^^;)
グランフェッテもとても綺麗でした。ダブルも入っていたかな?
ホセは、言うまでもなく、とてもノーブルで、ピルエットなどがとても優雅でした。

【第三部】
「扉は必ず…」
振付:イリ・キリアン
音楽:ダーク・ハウブリッヒ(クープランに基づく)
☆オレリー・デュポン&マニュエル・ルグリ
フラゴナールの絵画「閂」をモチーフにキリアンが振付けた作品。
2人とも、絵の登場人物と同じ衣装を着け、最初の方と、途中で絵と同じポーズをとっていました。
絵の男女がその後行ったであろう、行いをスローモーションで演じていました。本当に淀みなく流れるように進んでいくのが見事でした。途中、ちょっと長いかな?と思わないでもありませんでしたが、その後スローモーションから普通の動きになり、扉が開き、コミカルな演技があったりして、とても楽しむことができました。
カーテンコールでも、ルグリがカーテンから、滑り出てきたり、作品中にも出てきた花束を投げあったりと、最後までサービス精神旺盛な2人でした(^^;)

「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
☆マイヤ・マッカテリ&デヴィッド・マッカテリ
マッカテリ兄妹による眠り。全幕としての眠りは、好きなのですがガラでここだけ取り上げるのは、正直あまり好きな方ではないのです。でも、ここのところ、テレビのバラエティー番組でオーロラ姫のヴァリを見る機会が多くあり(^^;)微妙に欲求不満気味だったので、プロの演技を見られて良かったと思いました。
実際、マッカテリ兄弟のパ・ド・ドゥは良かったと思います。印象としては地味でしたけど…。

「コンティニュウム」
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジェルジ・リゲティ
☆ルシンダ・ダン&マシュー・ローレンス
グリーンのレオタードとタイツ姿の2人がパのコンティニュウム(連続)を見せてくれる何と言うことはない作品。
正直、退屈してしまいました。これが、ラカッラ辺りなら、退屈せずに見られたのかも…などと考えながら見ていました。オーストラリア組は、せっかく、来年の来日公演の前宣伝で来たのでしょうから、もう少し演目を考えても良かったのではないでしょうか。

「ライモンダ」
振付:マリウス・プティパ/ユーリー・グリゴローヴィチ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
☆ガリーナ・ステパネンコ&アンドレイ・メルクリエフ
まさに正統派クラシック・バレエをみせていただいた気持ちです。最初「またライモンダかぁ」などと思っていましたが、いいものはいいです。メルクリエフも、ウヴァーロフの穴を一生懸命埋めてくれていたと思います。必死にステパ姐さんについていっていました(^∇^A;でも、マント姿はどうしてもウヴァーロフに軍配が…。

「春の声」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:ヨハン・シュトラウス
☆アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボー
クラシック音痴の私でも耳にした事のある有名な音楽の中、まるで妖精さんのようなコジョカルがコボーの肩に乗りながら、花びらのような紙吹雪を撒き散らしながら登場しました。本当に春を告げる妖精のようです。
「オネーギン」の時より、ずっと水を得た魚のように生き生きと躍っていた印象があります。
やっぱりコジョカルってこういうのが似合うなぁ。

【第四部】
「カルメン」
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー
☆アレッサンドラ・フェリ&ロバート・テューズリー
フェリを日本で見られるのも、あとどれくらいなのでしょう…。バレエフェスは、今回で引退だそうですね(;_;)
前回見たマラーホフとの「ジゼル」を未だに忘れられません。
そんなこんなで見たカルメン。数ヶ月前に見た「こうもり」の時に比べて、衣装は似たような感じなのに、身体のラインがスッキリ見えたのは、彼女が身体をしぼったのでしょうか。
すぐ終わってしまった印象で、もっと彼女の色気を堪能したかったです。フェリの脚のラインはやっぱりきれい!

「TWO」
振付:ラッセル・マリファント
音楽:アンディ・カウトン
☆シルヴィ・ギエム
舞台は暗く、ギエムのいる2m四方のみが照らされています。ギエムは決してその中から出ることはなく、大きな跳躍などもなく、身体を動かします。まさに光と影のマジックでした。
空を切るギエムの手足にわずかな光の残像が見えて、面白かったです。
これも、あっという間に終わってしまいました。

「ベジャールさんとの出会い」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:グルック/ショパン/アルゼンチン・タンゴ/アンリ
☆ジル・ロマン、那須野圭右・長瀬直義
世界初演とのこと。タイトルの奇抜さに惹かれて見たのですが難解でした(;_;)
ベジャールが創作し、自身が初演した4つの作品「オルフェ」「ファウスト」「ハムレット」「孤独な男のためのシンフォニー」をベースにした作品。
どの辺が「出会い」なのかは、ちょっと分からなかったのですが、ジルの存在感はさすがだと思いました。

「マノン」より“沼地のパ・ド・ドゥ”
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
☆ディアナ・ヴィシニョーワ&ウラジーミル・マラーホフ
素晴らしいパ・ド・ドゥでした。普段の私なら、こういったドラマティックな演目は、全幕で見ないといまいちのめり込めないことが多いのですが、この2人の沼地は、それ以前の物語が全て見えるようでした。
ヴィシニョーワの空中クルクルも見事でしたし、マラーホフの演技も見事でした。ああ、本当に2人のマノン全幕が見たい!

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
☆ヴィエングセイ・ヴァルデス&ロメル・フロメタ
なぜ、日本ではほぼ無名な彼らがトリなのか…と思っていたけど、納得!本当にすごかった。お祭りはこうでなくちゃね!というくらい。
特に、ヴァルデスのバランスは半端じゃなかった。長~いアチチュードバランスをピクリともせずにこなし、そこからアラベスクに移行したり、アラベスクから、ルティレへなめらかに移行、などとにかくすごかったです。
空中に放り投げてのフィッシュダイブも盛り上がりました。もちろん、フェッテは4回転をはじめ、ダブルトリプル当たり前状態(^^;) 祭りのフィナーレにふさわしい盛り上がりでした。
フロメタも、ヴァルデスのおかげでちょっと目立たなかったけど、とても良かったです。まるでカレーニョの弟のような風貌にふさわしく、ノーブルな踊りだったと思います。ピルエットもジュテもとても綺麗でした。

日程的にBプロは見られなくて残念だったのですが、結構満足したAプロでした。
ああ、早く全幕プロの感想もアップしなくては~。

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