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2007/08/21

グルジア国立バレエ「ドン・キホーテ」鑑賞1

ニーナのドン・キホーテ
★2007年7月27日(金)18:30開演 東京文化会館大ホール4階サイド席にて鑑賞

キトリ:ニーナ・アナニアシヴィリ
バジル:アンドレイ・ウヴァーロフ

楽しみにしていたニーナのドン・キホーテ。
普通なら、幕が開くとプロローグとして、キホーテが騎士道物語にかぶれ、ドルシネア姫を求めてサンチョと旅に出るくだりがあるのですが、グルジア版は、最初に愛馬ロシナンテに乗ったキホーテとロバに乗ったサンチョのアニメーションから始まりました。白いシンプルなアニメなのですが、これがまたいい味を出しているのです。
トコトコ歩くロシナンテに、短い脚でチョコマカ追いつこうとするサンチョのロバ。本当に可愛らしくてちょっとジーンとしてしまいました。そして、馬とロバがとある町に入っていき、幕が上がりました。

新国立劇場が美術協力ということで、言われてみれば見たことがあるようなないような?セットでした。
そして、ニーナ登場。昨日は、あまり感じられなかったニーナのオーラが全開でした。ニーナは赤い衣装が本当に良く似合うなぁ(^o^)
キトリのヴァリでも、後ろに良く脚もあがっていましたし、調子も良かったと思います。
ウヴァーロフも、白鳥の時以上に陽性の雰囲気で楽しかったです。ニーナと踊るのが楽しくて堪らないといった感じで見ているこっちも楽しかったです。
すごかったのは、キトリを持ち上げての片手バランス。いつもより余計にやっております~という感じで、片手でニーナを持ち上げたまま舞台をタタタと何メートルか走っていました。すごいぞ、ウヴァーロフ(^o^)
エスパーダは、ものすごいワイルド(^_^;) 顔も踊りもこゆかったです。
メルセデスのナイフを地面に突き刺しての踊りは、通常と違って刃先が上を向いているので、ちょっと怖かったです(^_^;) ところで、キャスト表のメルセデス(踊り子)とルチア(街の踊り子)の違いが良く分かりませんでした。どの人がどの役だったのか、私がメルセデスだと思っていたのは本当にメルセデスだったのか(^▽^;)
あと、通常と違うなと思ったのは、キトリのママがいたこと。でも、ママはパパと違って全く役柄上での仕事はしていなかったように思います。普通の街の人と同化していましたし、キトリに素っ気なくされたガマーシュと舞台の隅のテーブルで雑談をしていたくらいですかね。キャスト表にまで載せるような存在意義ってあったのでしょうか(^_^;)

キホーテ役の人は、おそらく若いのでしょうが、ちょっと力不足だったような気がします。あんまり年寄りっぽくありませんでした。メイクも作りすぎていたし(^^;) サンチョは頑張っていましたけどね。みんなにからかわれて胴上げされるシーンでも、シートなど使わずに闘牛士達の手で。手だけで、あんなに高く放り上げられて怖くないのかなぁ。

2幕は、キトリ&バジルなしのジプシー野営地。キトリパパ&ガマーシュがキトリ達を探しにやってきます。
そこで、お決まりの人形劇、キホーテ風車に突撃、で、夢の場へ…でした。
ジプシー達の踊りは、勢いがあってなかなか良かったとは思いますが、あまり記憶にありません(^_^;)

夢の場は、キューピッドがややセクシーなイメージ。森の女王はとても良かったのですが、ピルエットで少しよろけてしまっていました。そして、イタリアン・フェッテはありませんでした。なんか、あの曲を聞くとイタリアン・フェッテが頭に浮かぶのでやってくれないのは少し違和感が。
ドルシネア姫のニーナは、すごく優雅に踊っていました。やっぱり、一番目が行ってしまいます。

酒場のシーンは、踊り子(メルセデス?ルチア?)とエスパーダの踊りが格好良かったです。でも、エスパーダ、一幕とは連れている女が違うのは、遊び人ってことを言いたいからですか?
ルチアもメルセデスも、浮気したらメチャクチャ怖そうだけどなぁ(^▽^;)
狂言自殺の場面は、ウヴァーロフがお茶目でもう…(*^_^*)ニーナへの甘えっぷりが良かったな。

結婚式、幕が開くと出てくる真っ白のスパニッシュの集団。男の方は、岸辺露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」っぽくて、つい心の中でにやけてしまいました。(マニアックでごめんなさい、分かる方だけで結構です^^;)
グラン・パ・ド・ドゥは、本当に盛り上がりました。そう、私はこれを観たかったんだなあと思いました。
ニーナ得意のバランスも、昔のニーナに比べれば多少短かったかもしれませんが、頑張ってたっぷりととってくれました。フィッシュ・ダイブもバッチリ決まっていましたし、グラン・フェッテは黒鳥の時より綺麗に見えました。
ウヴァーロフも絶好調だったのではないでしょうか。長い手足が舞台に映えていました。マネージュも綺麗でした。

出産でのブランクが心配だったのですが、杞憂でした。もちろん、全盛期に比べれば、色々劣っている部分はあるでしょう。でも、それを差し引いても、この日のドン・キホーテはとても良かったです。いい気持ちで帰宅することができました。ありがとう、ニーナ(⌒▽⌒)
カーテンコールの最後にトコトコ出てきた、ニーナのベビー、エレーナちゃんがメチャメチャキュートでした。
ニーナとウヴァーロフと手をつないでいて、一瞬「三人家族?」って思っちゃいました(^_^;)

おまけ/この公演のプログラムは、紙質もなかなかで、カラー写真等満載で、しかも価格は千円とリーズナブルなのが良かったですが、主役しか、写真が載っていなかったのが残念。
せめて、役付の人だけでも小さくていいから写真を載せてくれたら良かったのに。
ただでさえ、グルジアの方々は名前を覚えづらいので(アルチル・クヴィツィナーゼとか、エカテリーナ・シャヴリアシヴィリとか^^;)

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