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2008/07/16

英国ロイヤルバレエ団「眠れる森の美女」鑑賞

★2008年7月11日(金)18:30開演 東京文化会館にて鑑賞

オーロラ姫:ロベルタ・マルケス
フロリムント王子:ヨハン・コボー
リラの精:マリアネラ・ヌニェス
カラボス:ジェネシア・ロサート

フロリナ王女:サラ・ラム
青い鳥:佐々木陽平

自分の生活スタイル上、平日の夜に外出するのはとても厳しい事。
でも、それを無理してやりくりしても、コジョカルが出ている英国ロイヤルの眠りを見て見たかった。
それなのに…down
マルケスは、見た事はありませんでしたが全く期待していませんでした。
半ば、やけくそのような気持ちで会場に向かいました。

英国ロイヤルの眠りと言えば、自分はダウエル版?眠りのビデオしか見た事がありませんでした。
とても不思議空間を醸し出す舞台美術と、可憐で完璧なバランスを見せてくれたデュランテのオーロラ姫、そして怪演を見せてくれたダウエルのカラボスがとても印象的でした。

今回見るのは、現芸術監督のモニカ・メイスン版。幕が上がると、ややセピアがかった割と普通の?セット。
でも、決して質素ではありません。
妖精達は、それぞれ、小姓とキャバリエを従えて出てくるので結構大所帯です。
妖精達は、さほど印象に残った人はいなかったのですが、リラのヌニェスのヴァリエーションは良かったです。
難しいバランス技もピッタリ決めていました。それだけに、コーダにイタリアンフェッテが取り入れられていなかったのは残念でした。ヌニェスは優しげなリラでとても好感が持てました。
カラボスは、男性ではなく女性が黒のロングドレスで演じていました。恐ろしいというよりは、粋でいなせなお姉さん。まるで、メルセデスのような印象で、扇やカスタネットを持たせたらスパニッシュでも踊ってくれそうな雰囲気でした。もちろん、メイクは赤を取り入れたキツイものなのですが。そして、カラボスの手下はリアルなネズミの着ぐるみ達。きっと、冬にはくるみにも出演しているのでしょう(^^;)
カラボス達は、人形丸出しのオーロラに呪いをかけると、リラに追い立てられて舞台から去っていきます。
コール・ドの妖精達はずいぶんと人数が少ない。それなのに、それほどぴったり合っているように見えないのは新国のコール・ドを見慣れすぎているからなのでしょうか?

1幕、オーロラ姫の16歳の誕生日。いよいよマルケスの登場です。全く期待していなかったマルケスですが、これがなかなか素敵でした。ただし、メイクは考えた方が良いです。眉毛を細く描きすぎ。もう少し、ナチュラルに仕上げた方が若々しく見えると思います。
マルケスのオーロラは、おてんばな印象。きっと、蝶よ花よと育てられてきたのでしょう。
そして、最初の見せ場、ローズ・アダージョですが、素晴らしいバランスでした。英国ロイヤルの眠りのアチチュード・バランスは、とてもバレリーナ泣かせだと思います。ロイヤル以外での私が見たローズ・アダージョは、たいがいオーロラが王子の手を取ってアチチュードをしている間、すでに手を伸ばして前の王子の後ろにピッタリスタンバイしているのですが、ロイヤルではアチチュードの間、前の王子から若干離れて、もちろん手も伸ばしていません。
オーロラが前の王子の手を離し、アンオーにしてから初めて姫に歩み寄り、手を差し出すのです。
その数秒間、マルケスはニコニコとすばらしいバランスを見せてくれました。

2幕で登場したコボー王子は、若干老けて見えてしまいました(^^;)
幻影の場、やっぱりコール・ドが…(^^;) オーロラはもう少し、おとなしくても良かったかも。幻影の割には生気があるように見えたので…。
カラボスと王子の対決はあっさり。王子がベッドの上で眠り続ける姫にキスをすると、ベッドの上に飾ってある鏡に何かが映っていたようなのですが、5階の悲しさで良く見えませんでしたsweat02
どうやらカラボスが映っていたようです。

3幕は、とても華やかでした。通常なら宝石達の踊りが「フロレスタンと姉妹たち」という男性1人女性2人のパ・ド・トロワになっていました。彼らはいったい何者?王様のフロレスタン24世と関係があるのでしょうか?
フロリナと青い鳥のように何か原作でもあるのでしょうか。買わなかったプログラムには書いてあったのでしょうか。そこだけでも立ち読みしてくれば良かったか…(^^;)
フロリナ王女のサラ・ラム、可愛らしくて素敵でした。青い鳥の佐々木さんも素敵でしたが、アントルシャが綺麗に見えなかったのが残念でした。体が重そうに見えてしまいました。

グラン・パ・ド・ドゥは、流れるようでした。フィッシュ・ダイブ三連発はちょっとコボーのサポートの勢いが良すぎて
マルケスの手が地面につきそうだったので若干ヒヤヒヤしてしまいました。
コボーは、先ほどは老けて見えるなどと言ってしまったのですが、ここではとても若々しい踊りを見せてくれました。

やっぱり、コジョカルで見たかったと言う気持ちは残りましたが、マルケスはとても良く頑張ってくれたと思います。
少なくとも見る前の、やけくそ気味な気持ちは吹っ飛んでしまいました。

関係ないですが、今年最初の我が家の朝顔。色は地味目…coldsweats01
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