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2008/12/01

新国立劇場バレエ「アラジン」鑑賞

★2008年11月16日(日)、22日(土)20081122124443


アラジン:八幡顕光(16日)、芳賀望(22日)
プリンセス:小野絢子(16日)、湯川麻美子(22日)
ランプの精ジーン:中村誠(16日)、吉本泰久(22日)
魔術師マグレブ人:冨川祐樹(16日)、マイレン・トレウバエフ(22日)
アラジンの母:難波美保
サルタン(プリンセスの父):イルギス・ガリムーリン

次期芸術監督デビッド・ビントレー振付の世界初演作品。
エンターテイメント性たっぷりで楽しめました。
プロローグ、暗闇の中でマグレブ人が遠くにある魔法のランプを見つめています。
そして暗転、幕が上がるとそこはアラビアの街。ハーレムパンツを履いた人やチャドルを着けた女性などが多くいます。
いつの間にか、アラジンもその中にいて人々をからかったりしています。
このアラジンですが、衣装は完全に中国人。チャイナ服風の衣装に孫悟飯が小さい頃にかぶっていたような
赤い帽子をかぶっています。アラジンの母も同様でした。母なんて、まるでカンフーの老師様です。
元々「アラジン」は中国が舞台だそうなのですが、周りが思いっきりアラビア風なのに二人だけ中国というのがものすごく浮いて見えました。もっと上手く溶け込ませることって出来ないんでしょうかね。
衣装デザインも舞台美術も欧米の方なので、欧米人からしたらアラビアだろうが中国だろうが「ハイハイ、オリエントオリエント」って感じなのかな。マグレブ人の手下は忍者だったしcoldsweats01

八幡さんは、こういうやんちゃ系の役はぴったりですね。初主役なのに気負う事もなく、生き生きと演じているように見えました。芳賀さんは、最初硬さが見えたのですが、場面が進むにつれて調子が上がってきて表情もにこやかになっていくのが分かりました。
プリンセス、小野さんは初々しいお姫様。湯川さんは高貴な姫君といった感じでしょうか。湯川さんは最初少しふらつきが気になりました。

アラジンは、街でトラブルばかり起こしている所をマグレブ人にそそのかされ、砂漠の洞窟にランプを行く事になります。
砂漠では砂漠の精たちがアラジンを迎え入れます。洞窟に入ると、宝石達の踊りタイム。
オニキスとパール、金銀、エメラルド、サファイア、ルビー、ダイヤモンド等々の踊りでした。ディベルティスマン長かったかも(゚ー゚; その中では16日のルビー(寺島ひろみ&トレウバエフ)、22日のエメラルド(寺島姉妹&中村誠)が心に残りました。特にエメラルドはさすが双子。すごく贅沢なものを見たような気になりましたshine

ランプを手にし、ジーンを出現させたアラジンはジーンの魔法により一瞬で(多分^^;)心配している母の元へ帰るのですが、母のところでジーンが現れる時の演出が良かったと思いました。白い布に映ったジーンの影を伸ばすことでジーンの大きさを表していました。布が外れると、ワイヤーにつるされたジーンが現れるのです。
ジーンは、ディズニーのジーニーに似ていました。もしくは「出てこい、シャザーーン」(古っsweat01)と顔が似ていたような気がします。ジーンは、舞台を嵐のように踊りまくるので、ハードですがおいしい役だと思います。
中村さんも吉本さんも甲乙つけがたい出来だったと思います。

その後、街でアラジンはお姫様道中に出会います。プリンセスは高貴な身分なので平民は見ることを許されず、土下座をしていなければいけないのですが、アラジンはつい輿から出てきたプリンセスを見てしまい、心を奪われてしまいます。
その後、プリンセスが湯浴みをしている宮殿の浴場までアラジンは忍んでいくのですが、ここでは本当に水が使われています。
侍女達がいなくなったのを見計らってアラジンはプリンセスの前に姿を現します。プリンセスも相当変わった人で、自分の入浴を覗いていたアラジンと両思いになってしまうのです。普通なら、相当気持ち悪いと思うのですが、高貴な人は分かりませんcoldsweats01

もちろん、アラジンは捕らえられ、即裁判、即、死刑判決です。
プリンセスも命乞いをしますが聞き入れられず、あわやと言う時に老師様じゃなくてアラジンの母登場。
母は、サルタンに命乞いをしながら、隙を見てアラジンにランプを手渡します。母の機転でジーンを呼び出し、立派な身なりに変えてもらったアラジン、宝石の精たちに山盛りの宝石を持ってこさせ、サルタンにプリンセスとの結婚を認めさせます。普段着は中国でも、正装になると途端にアラビア風になるのはご愛敬。
ここでのパ・ド・ドゥはとてもきれいでした。小野さんを見るのは初めてですが、チャーミングな人だなぁという印象を持ちました。脚のラインも好みでした。
プリンセスの結婚式を目の前にして、ついつい涙腺がゆるむサルタン。そこへ、近づいたアラジンの母がサルタンをなぐさめつつ、ちゃっかり肩に頭を乗せてこちらも恋人気取り。息子にかこつけてずうずうしいぞ>老師様(`ε´)
ここで、アラジンの友人達が、もろに中国の獅子舞をかぶって登場。やっぱり、舞台セットには合わないよつД`)

3幕、友人達がアラジンを狩りに誘い出し、プリンセスが一人でいるところにマグレブ人が物乞いに化けてやってきます。ジーンもそうですが、このマグレブ人もディズニーのジャファーを意識しているように見えました。
なのに何故アラジンと母だけ中ry…sweat01
マグレブ人は古いランプを新しいランプに交換してあげるとプリンセスをそそのかし、まんまと魔法のランプを手にします。
ジーンを呼び出したマグレブ人は、プリンセスをジーンにさらわせ、一緒に自分の家へと飛んでいきます。
蛍光塗料を塗られた小さな人形達が暗転舞台の空中を横切っていくのですが、この場面、16日は若干失笑が起きていたのですが、22日は拍手が起きていました(^_^;)(私はどちらかと言えば失笑派sweat02

さらわれたプリンセスは、マグレブ人の家(塔?)で、幽閉されています。そこへマグレブ人と黒いチャドルを被った手下達がやってくるのですが、何故かその中にアラジンが潜んでいて、マグレブ人が席を外した隙にプリンセスに正体を現し、マグレブ人に眠り薬を飲ませる作戦を話します。その間、他の手下達は、そんな二人をガン無視。いいのか?(^_^;)

再び部屋にやってきたマグレブ人の気をそらすため、プリンセスは踊ります。隙を見てアラジンがチャドルを着たままクスリをマグレブ人の飲み物にタラし、それを飲んだマグレブ人がふらついた隙にアラジンがランプを取り戻します。
ジーンを呼び出すと、手下達がマグレブ人をボコボコに(^_^;)。そして、そのままマグレブ人共々窓の下(おそらく高いところにあった?)へとダイブ。すごいなぁ、ジーンの魔法eye
その後、また舞台が暗転。二人はジーンが用意した魔法の絨毯に乗って(今度は人形ではなく生身の二人が)家路へと。ここも、22日は拍手が起きていましたね~。

二人が無事に戻ったことで、お城ではお祝い一色に。二人のパ・ド・ドゥ。そして、いつの間にか老師様とサルタンもカップルになってるし(アラジンは正装するとアラビア風だけど、老師様はあくまでも中国風)
最後は、眠りのアポテオーズ風に全員で踊ります。ここでまたまたモロに中国風の龍踊り登場。プログラムには無国籍風にしたいようなことが書いてありましたが、アラビア風か、中国風か、なんだなぁと思いました。
どうせなら、派手に爆竹でも鳴らしてほしかったbombcoldsweats01

そして、いつの間にか舞台にはアラジン、プリンセス、ジーンのみ。アラジンがジーンにランプを返し、ジーンが喜びながらどこかへと去っていき幕でした。

初めて見た作品なので、あらすじ紹介のようになってしまいましたsweat01
個人的には、16日のキャストが好みだったかも知れません。舞台のセットや仕掛けも工夫がされていて楽しめました。ストーリーも気軽に楽しめる楽しいバレエだと思いました。

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