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2009/09/23

スターダンサーズバレエ団「ドラゴン・クエスト」鑑賞

20090913154842
★2009年9月12日(土)14:00開演 ゆうぽうと1階10列目にて鑑賞

白の勇者:福原大介
黒の勇者:菅野英男
王女:松坂理里子

魔王:東秀昭
賢者:新田知洋
戦士:林ゆりえ
武器商人:高谷大一
伝説の勇者:新村純一
聖母:小山恵美

何度か上演されているバレエ「ドラゴン・クエスト」だけど、見るのは今回が初めてでした。
ゲームが大好きで最新作以外は全てプレイしているので(でも、前作8も、まだ暗黒魔城都市で止まっているcoldsweats01)バレエも見ておこうと思ったのでした。
音楽は、だいたい1~6までのものにオリジナルを加え、ストーリーはほぼ完全にオリジナルでした。

プロローグ、紗幕の向こうで城をこっそり抜け出した王女が、倒れていた老人を助けると老人から笛を渡されます。
その様子を透視?していた魔王と黒の勇者が、王女をさらい、国を乱そうと決意しているところで暗転。

あの聞き覚えのある序曲のイントロが聞こえてくると「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」でした。
序曲に合わせ紗幕にドラクエのロゴが現れ、その後次々にスタッフの名前がローマ字でクレジットされていました。すごくゲームを意識したつくりでした。

幕が開き、お城の舞踏会。
王女も加わって、クルクル踊っているのが愛らしい。群舞もなかなか。
白の勇者登場。白の福原さんは初めて見ましたが、首が長いですね。女性ならさぞや、と思うほど。
男性だと、なで肩に見えてしまいそうですが。
白の勇者は、伝説の勇者率いる魔王討伐隊に加わることを願い出ますが、伝説の勇者にお城を守るように命じられ残ることに。
伝説の勇者は、白の勇者に鎧をさずけて出かけていきます。この鎧、ロトの紋章がついていました。伝説の勇者=ロトorロトの子孫なのでしょうか。ドラクエI~IIIのロトシリーズ好きだったなぁ。
ということは置いといて、鎧を着た福原さんは、やっと首の長いのが目立たなくなっていました。

白の勇者と王女が笛を吹きながら、踊っていると魔王と黒の勇者が現れて王女をさらっていきます。
魔王相手に、そんな小さな剣(聖なるナイフ辺りか?)で戦うって無謀だろうsweat02
王女が残していった笛を手に、王女を捜す旅に出る白。
場面が変わり、まるでゲーム画面のような書き割りの背景が楽しかったです。そこへ次々に現れるモンスター達。
でも、あまりドラクエ色がなく、まるで仮面ライダーショーに出てくる怪人のようだったのは、鳥山明先生の許可が下りなかったのでしょうかcoldsweats01

モンスターとの戦いに傷つき、一人で途方にくれた白は、王女の残した笛を吹きます。ちょっと不吉な音(IVに出てきたあやかしの笛の音でした、ロザリー…crying)が鳴ると、マントをかぶった不思議な老人(プロローグにも出てきた老人)が現れ、薬草(それとも世界樹のしずく?)で白を癒し、行くべき道を示し去っていきます。

進んでいくと、ある街にたどり着き酒場に入る白。酒場では、ドラクエ色てんこ盛りで楽しかったです。
荒くれどもを連れて入ってきた女戦士が踊り子マーニャの曲で踊りまくり。してみると、女戦士=戦士ライアン+踊り子マーニャ&占い師ミネア姉妹みたいなことなのかな。衣装もヘソ出しでセクシーだし。
群舞も、一糸乱れぬまではいかないけど、酒場の活気を感じられて良かったです。荒くれの中に一人すごく跳躍力のある人がいたんだけど、名前までは分かりませんでした。
そのうち白が群舞に巻き込まれて踊り子さんと踊るんだけど、その踊り子が白に「ぱふぱふ」していたのがツボでしたhappy02ぱふぱふは、ゲームの中で酒場などにいるおねえさんがしてくれるセクシー系?サービスのことkissmark
武器商人が武器の詰まった籠を背負って登場。この舞台で唯一ドラクエに忠実なキャラ「トルネコ」です。
キャラクターから衣装から、全く同じ。彼が転んだりするたびに客席からも笑いが起きていました。

いつのまにか、酒場に潜り込んでいた黒と魔王の手下。最初はいがみ合っていた白と女戦士が協力し合って何とか退散させますが、酒場には怪我人が続出。
そこで白がもう一度王女の笛を吹くと、再び現れる老人。老人が倒れている人々に薬草or世界樹のしずくらしきものをふるまい、みんなを癒します。
実は老人は賢者でした。賢者は、ドラクエ界では攻撃と防御の魔法を使いこなすオールマイティーの魔法使いのこと。
賢者は、トルネコの籠の中にあった「今まで誰一人鞘から抜いたことがない」という剣を取り、白に渡します。
白はいとも簡単に剣を抜き、賢者に「お前こそが魔王を倒す勇者」と告げられます。
剣の柄見るに、天空の剣のようです。

そして女戦士、トルネコ、賢者とともに魔王の元へと旅立ちます。
トルネコは、こん棒で悪者と戦っていたけど、ドラクエ好きとしては「正義のそろばん」で戦って欲しかったな。

第二幕、魔王の居城では王女が囚われの身になっています。
ここでの黒と魔王の手下達の踊りが、硬質な感じで揃っていて非常にカッコ良かったです。
そこへ伝説の勇者が駆けつけてきて魔王達と戦います。黒と戦ううちに黒の胸に白と同じペンダントを見つけますが、魔王の前に結局力尽きてしまいます。
伝説というだけあって善戦するんですけどね。ジュテや回転などシャープで良かったと思います。

その頃、森の中で魔王の手下達のたくらみにより仲間達と離ればなれにされてしまった白は、黒と一騎打ち。
バレエなのですが、戦っているようなシャープな動きで2人がシンクロしていて良かったです。
白は痛手を受け、黒にとどめをさされそうになるのですが黒が白の胸に自分と同じペンダントを見つけ、とどめをさせずに去っていきます。
白はそのまま意識を失い、夢の場へ。この辺り、ドン・キホーテみたい?

場面は天空。ミニ衣装のキューピッドっぽいのが2人と、大勢のロマンティックチュチュを着た天空人達。
幻想的で美しかったです。
そこへ、双子の赤ちゃんを抱いた聖母が登場。2人に祝福のペンダントをかけてあげたところで、魔王が現れ、聖母を傷つけ片方の赤ちゃんを奪い去っていきます。
そこへ現れた伝説の勇者に残った赤ちゃんを託し息絶える聖母。

目覚めた白は、自分の出生の秘密を悟り、その場に残された「天空の兜crown」を見つけます。
せっかくの「天空の兜」(ゲームでも手に入れるのに苦労します)地べたに置かないで、宝箱や台座に置いて欲しかったcoldsweats01そして、出来るならそれを被った時に、大切なものを見つけた時の音か、レベルアップの音を流して欲しかったな。いかにもドラクエという感じがするから。

再び、仲間達と合流し魔王の元へ。そこで、再び黒と一騎打ちになりお互いのペンダントを見て黒も双子であることを悟るのですが、結局魔王と共に滅びてしまいます。この辺り、可哀想でした。
魔王にさらわれたのが、たまたま黒だっただけなのにね。

王女を救出し、仲間と共に意気揚々と城へ帰り、王女との結婚が決まりめでたしめでたし…でした。
ゲーム(IV)では、魔王との戦いのために結集した仲間達が、魔王を倒した後、一人ずつ故郷に帰り最後は主人公がひとりぼっち…かと思ったら最後に仲間達がやっぱり主人公の元へ集まってきてくれる(王女との結婚は無し)なのですが、バレエでは、王女との結婚パーティーから仲間達がそっと脱けだしたところを白が追いかけて引き留めるけど、結局仲間とは別れ、自分は王女の元に戻るというようなラストでした。

めでたしめでたし、とは言えやっぱり黒が気の毒ですよね、この設定。
何も死ぬことないのになぁ。
でも、とても楽しいバレエでした。ゲームを知らなくても楽しめると思います。
カーテンコールでは、やっぱりトルネコが笑いを取っていました。サンチョ・パンサ+ガマーシュのようなキャラクターでした。まあ、ゲームでもそんな感じなんですけどねcoldsweats01
そして、作曲のすぎやまこういちさんも出てきてくれました。

舞台を見て音楽を聴いているうちに、ゲームをしたくなりました。さっさと、中断しているVIIIを終わらせてIXをプレイしたいものです。

バレエ 「ドラゴンクエスト」 [DVD]
バレエ 「ドラゴンクエスト」 [DVD]
2002年収録、西島千博さん・長瀬伸也さん主演のドラクエ。

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