« マニュエル・ルグリの新しき世界Bプロ鑑賞 | トップページ | グルジア国立バレエ「ジゼル」鑑賞 »

2010/03/20

東京バレエ団「シルヴィア」鑑賞

★2010年2月28日(日)15:00開演 東京文化会館大ホール1階席にて鑑賞

シルヴィア:ポリーナ・セミオノワ
アミンタ:マルセロ・ゴメス
オリオン:高岸直樹
エロス:後藤晴雄
ディアナ:高木綾

オリオンの奴隷:高橋竜太、岡崎隼也

山羊:河合眞里、松下裕次
ケレスとイアセイオン:吉川留衣、梅澤紘貴
ペルセフォネとプルート:佐伯知香、平野玲
テレプシコールとアポロ:小出領子、長瀬直義


この舞台はポリーナに尽きると思いました。
月と狩りの女神ディアナに仕えるニンフのシルヴィア。
美しいだけではなく、強くなければいけないのですが、ポリーナは美しさと強さをバランス良く兼ね備えていました。
覗き見していたアミンタに弓を向けるところなど、本当にかっこいいup
そのアミンタ(ゴメス)は、羊飼いにしておくのはもったいないほどワンショルダーの衣装が似合っていました。
どちらかと言えばオリオンが似合うかなとも思ったのですが(実際オリオンも演じているようです)丁寧な踊りでジュテの着地も静かなのには感心してしまいました。

エロスの後藤さん、実は最初から舞台にいたのに白塗りしてあまりにも石像的だったので居たことに全然気づきませんでしたcoldsweats01
あのウェーブ頭がエロスらしさを醸し出していました。

オリオンの高岸さん、ちょっと人が良さそうなのが笑えました。
奴隷の二人の踊りもコミカルで楽しかったです。

3幕、バッカスを讃えるお祭りがディアナの神殿前で行われているのですが、ここに出てくるカップルの山羊capricornusがマスコットのようで可愛らしかったです。コミカルな牧神のようでした。
なんでも、この山羊たちはお祭りに捧げられた生贄でしたが、この後、オリオンがシルヴィアを追って来たゴタゴタで難を逃れられたとかcoldsweats01
高木さんのディアナ、ちょっと硬いように見えてしまいました。それに仕方ないのかもしれないけどシルヴィアに迫力負けしていたような…。シルヴィアってディアナに仕えるニンフでしたよね。

ディアナはシルヴィアを追って来た自分の神殿に侵入してきたオリオンに怒り、あっさり殺してしまいます。
そして、人間の男に恋をしたシルヴィアをも許せず、2人が結ばれることを禁じるのですが、そこでエロスが「かつて自分も人間のエンデュミオンに夢中になっていたではないか」と永遠に眠るエンデュミオンに寄り添うディアナの姿を回想させ、ディアナの怒りを解きます。
エンデュミオンに夢中になっていたのはギリシャ神話のセレスorアルテミスですよね。
アルテミスはローマ神話のディアナに相当しますから、別にいいのでしょうけど、ディアナ=アルテミスだとオリオンともかつて恋に落ちたことがあるのに…と思ってしまいましたsweat01

そして、大団円。せっかく神々が集っていたのですから、もっとそれぞれのパ・ド・ドゥが見たかったです。
ペルセフォネとプルート(ハデス)、テレプシコールとアポロは分かったのですが、ケレスとイアセイオンは知りませんでした。ケレスはギリシャ神話では豊穣神のデメテルに当たる神なのですね。ペルセフォネの母親ですね。
イアセイオンは、デメテルと愛しあった人間で嫉妬したゼウスに雷を落とされて絶命してしまうという可哀想な人。

踊りそのものより、そんな背景が気になってしまった公演でしたcoldsweats01

|

« マニュエル・ルグリの新しき世界Bプロ鑑賞 | トップページ | グルジア国立バレエ「ジゼル」鑑賞 »

「バレエ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86040/47688562

この記事へのトラックバック一覧です: 東京バレエ団「シルヴィア」鑑賞:

« マニュエル・ルグリの新しき世界Bプロ鑑賞 | トップページ | グルジア国立バレエ「ジゼル」鑑賞 »