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2010/03/13

マニュエル・ルグリの新しき世界Bプロ鑑賞

★2010年2月7日(日)13:30開演 ゆうぽうとホール2階席にて鑑賞

■■第一部■■

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル.I.チャイコフスキー
ヘザー・オグデン/ギヨーム・コテ

オグデンは、可愛らしいダンサーでした。コテは、着地音が気になってしまいました。

「モペイ」
振付:マルコ・ゲッケ/音楽:C.P.E.バッハ
フリーデマン・フォーゲル

首の怪我のために、この作品以外を降板してしまったフォーゲル。上半身裸に黒の長いパンツスタイルで登場。
素晴らしい筋肉美を疲労してくれました。
首が悪いのに、どう見ても首に悪い振付ばかり。大丈夫だったのでしょうかcoldsweats01
コミカルな振付が多く、笑いも起きていました。背中の筋肉がとても美しく見惚れてしまいました。
新しいフォーゲルの一面を見られて楽しかったですが、ちょっとエガちゃんを想像してしまいましたsweat01

「スリンガーランド」
振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:ギャヴィン・ブライアーズ
アニエス・ルテステュ/パトリック・ド・バナ

変わった衣装で、不思議な感じの作品。男性の衣装はレースでなければ、ウチのじいちゃんが着ていそうなラクダの上下coldsweats01
ちょっと、この作品の良さは分かりませんでした。

「アザーダンス」
振付:ジェローム・ロビンズ/音楽:フレデリック・ショパン
オレリー・デュポン/デヴィッド・ホールバーグ(フォーゲルより交代)

フォーゲルの怪我により、デヴィッド君とチェンジ。アザーダンスはABTのレパートリーなのでこのキャスティングだったのでしょうね。
遠めで見る限り、ヘアスタイルなどが似ているので違和感がありませんでした。
ちょっと長いかなと感じる時もありましたが、デヴィッドのソロは良かったです。
オレリーとの息も急遽とは思えないくらい良かったと思いました。

「優しい嘘」
振付:イリ・キリアン/音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ/カルロ・ジェズアルド/グレゴリオ聖歌
シルヴィ・ギエム/マニュエル・ルグリ

あれ?優しい嘘ってこんな作品だったっけ?と思うほど違う作品に見えました。
二人が登場した時からエネルギーがぶつかりあって火花が散るようでした。
ルグリはエトワールを引退したとは思えないほどパワフル。
本当にいいものを見せていただきましたconfident

■■第二部■■

「マリー・アントワネット」
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
アニエス・ルテステュ/パトリック・ド・バナ

白いシースルーのロココ調っぽいドレスの上部分のみ(分かりづらいですね)を着たアニエスと、同じくシースルーの貴族風の衣装(やっぱり上部分のみ)を着けたパトリック。
アニエスがアントワネットなのは分かったのですが、パトリックは誰なのかが気になりました。
この作品はアントワネットの人生最後の日々を描いているそうなので、幽閉されている頃をイメージしているのかなと思ったのですが、ルイ16世はアントワネットよりかなり早々と処刑されてしまいますよね。
ルイの亡霊?パトリックはアントワネットの妄想から生まれたものなのでしょうか。色々想像をかきたてられました。
時に悲しげに時に楽しそうに踊っていました。パトリックは途中、シースルーの上着を脱ぐのですが彼のタトゥーは両腕から背中にかけて広範囲に広がっているので、遠めに見るとまるでジャパニーズマフィアのようにも見えてしまいましたcoldsweats01
最後は、赤いピンスポットの中へパトリックがアントワネットをチークダンスするように誘い、彼女が上を向いた途端ギロチンが落ちるかのような金属音がして暗転…でした。
結構長い作品だったのですが、アニエスの魅力を存分に楽しむことができました。

「ハロ」
振付:ヘレナ・マーティン/音楽:アラ・マリキアン/ホセ・ルイス・モントン
ヘレナ・マーティン

バレエではなく、スペイン舞踊。大きなショール?を広げ、まるでドン・キホーテのエスパーダのようなショール捌きがすごかったです。

「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」
振付:マニュエル・ルグリ/音楽:ガエターノ・ドニゼッティ
上野水香/高岸直樹(ホールバーグより交代)

やっぱり難しい振付だなぁと思いました。ルグリ振付だけあってダンサーに容赦がないというかcoldsweats01
その中で二人とも頑張っていたと思います。
この日は、男性のソロがカットされていたようです。別の日は踊ったということですが。
水香さんは、こういう個性的な衣装が似合うなと思いました。
もっと踊り込んだらさらに良くなるのでは、と思いました。そして、デヴィッドが踊るところも見てみたいですね。

「失われた時を求めて」より“モレルとサン・ルー”
振付:ローラン・プティ/音楽:ガブリエル・フォーレ
ギヨーム・コテ/デヴィッド・ホールバーグ

モレルのホールバーグと、それに翻弄されるサン・ルーのコテ。
最初はコテのソロがしばらく続くのですが、途中モレルのホールバーグが現れた途端、彼がその場を支配しているのが分かりました。それくらい、ホールバーグは妖しくて美しかったです。

「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:P.I.チャイコフスキー
シルヴィ・ギエム/マニュエル・ルグリ

やっぱりこの2人が踊り始めると、空気が変わります。
物語が見えるようでした。
別れる辛さ悲しみが伝わってきました。ラスト、ルグリが去り残されたコートを抱きしめながら泣き崩れるマーシャ(ギエム)に思わず涙腺が…
ガラで見るのはもったいないと思ってしまいました。

いつか、椿姫の全幕などもこの二人で見たいと思いました。
本当にこの公演を見られて良かった、本当にそう思いました。

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