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2010年8月

2010/08/08

パリ・オペラ座バレエ団「ジゼル」鑑賞、いまさら

★2010年3月20日(土)13:30開演 東京文化会館大ホール5階席にて鑑賞

ジゼル:アニエス・ルテステュ
アルブレヒト:ジョゼ・マルティネス
ヒラリオン:ジョシュア・オファルト
ペザント・パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル/エマニュエル・ティボー

ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
ドゥ・ウィリ:マリ=ソレーヌ・ブレ/サラ=コーラ・ダヤノヴァ

昨年の世界バレエ・フェスティバルのガラ公演で見て、絶対このペアのジゼルを見たいと思っていました。
その時に感動しすぎたせいか、この日の公演は「少し抑え目?」と思ってしまいました。
でも、1幕で出てきたジゼルは、アニエスなので大柄なのにどこか儚げで、アルブレヒトとの幸せは長く続かないのだろうなというような空気感が流れていました。
これはアニエス独特のものだと思います。

ジョゼは、やっぱりとてもノーブル。立っているだけで、気品があふれていました。
ラブラブなんだけど、やっぱり上品w
狂乱場面のアニエスは、静かに狂っていくという感じでした。
やっぱり、かわいそうなアニエスは私のツボですcrying

そして、ミルタのジロが絶品でした。
冷たい威厳、なめらかなパ・ド・ブーレ。本当にきれい。
好きなミルタの上位に入ると思いました。

今回の公演は「シンデレラ」「ジゼル」、割とオーソドックスな演目でしたが(シンデレラは演出が違いますが)やはり底力があるのだなぁと感じました。
次回は、どんな演目をもってきてくれるのでしょうか。楽しみです。

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「バレエの神髄」鑑賞

★2010年7月11日(日)15:00開演 文京シビックホール2階席より鑑賞

【第一部】

◎「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ
音楽:P.I.チャイコフスキー/振付:M.プティパ
ナタリヤ・ドムラチョワ
セルゲイ・シドルスキー/イーゴリ・ブリチョフ/オレクシイ・コワレンコ/チムール・アスケーロフ

幕開けにふさわしい華やかな演目…なのですが正直あまり面白いと思えませんでした。
ロシア系のローズ・アダージョは、元々アチチュード・バランスをほとんど取らないことが多く、全幕でならそれも全体の流れとして楽しめるのですが、ガラだと物足りないこと、この上なし。ガラでは何とかバランスを頑張ってほしかったです。
ドムラチョワ、サポート付きのピルエットをもっと頑張ってほしい。どうしても回してもらっているようにしか見えませんでした。全体的に凡庸に見えてしまいました。ごめんなさい。

◎「侍」
音楽:鼓童/振付:M.ラブロフスキー

和太鼓の勇壮なリズムの中、侍としての一生?を見事に演じてくれました。
めちゃくちゃ格好良く見えました。

◎「海賊」よりパ・ド・トロワ
音楽:R.ドリゴ/振付:M.プティパ、V.チャブキアーニ
エレーナ・フィリピエワ/セルゲイ・シドルスキー/ヴィクトル・イシュク

フィリピエワ、久々に見ましたが、しっとり大人の女性という感じで、以前の彼女よりいいなぁと思いました。
フェッテもかつての勢いは無くなりましたが、軸がしっかりしているのでフェッテの終わりなどふらつくこともなく大物の余裕のようなものを感じました。
若手のドムラチョワと違って、サポート付きのピルエットは自ら勢いよく回っているように見えました。
アリのイシュクは、反対にとても若々しく全てに勢いがありました。
コーダのグラン・ピルエットなどは、かつてコレーラが見せていた軸足を屈伸させながらの回転を見せてくれ、会場を沸かせていました。

◎「阿修羅」
音楽:藤舎名生/振付:岩田守弘
ファルフ・ルジマトフ

暗い舞台にピンスポットの中、上半身裸に首飾り?ジャラジャラのルジマトフ。
前半は、ほとんど激しい動きはなし。
それでも、魅せ方はさすがでした。特に上半身の美しさはすごいですね。
後半に行くにつれ、動きも激しくなっていきました。
下半身の動きのラインなども、まだまだ美しいと思いました。

◎「ディアナとアクティオン」
音楽:C.プーニ/振付:A.ワガノワ
ナタリヤ・ドムラチョワ/岩田守弘

ドムラチョワは、ローズ・アダージョの時よりこちらの方が生き生きして見えました。
ローズは緊張もあったのかもしれませんね。
岩田さんは、力入れすぎ?と時折思えるほど、張り切っていました。
マネージュの最後に540を入れたりなど、まだまだテクニック系であることをアピールしていました。

◎「ライモンダ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:A.グラズノフ/振付:M.プティパ
吉田都/セルゲイ・シドルスキー
キエフ・バレエ

都さんは本当にキラキラのオーラに満ちていました。
そして、正確なステップ。見ていてとても心地良くなりました。
静の踊りも動の踊りも、メリハリがあり、さすが…という言葉しかありませんでした。
そしてテューズリーが直前に怪我で降板。とてもがっかりしましたが、代役のシドルスキーはスタイルがよく踊りもきれいでした。

【第二部】

◎「シェヘラザード」
音楽:N.リムスキー=コルサコフ/振付:M.フォーキン
エレーナ・フィリピエワ/ファルフ・ルジマトフ

年齢的にも、ピークは過ぎているであろうルジマトフですが、この金の奴隷に関してはまだまだいけるのでは、と思いました。
やはり、全身(特に上半身の使い方)に色気が滲み出ていました。
そして、フィリピエワ。かつて見たユリア・マハリナのような圧倒的な色気とは違いますが、少し抑え目の、でも内に秘めたものが溢れそうなゾベイダにとても好感が持てました。
最後に死ぬ場面も、悲哀が伝わってきました。

今回の公演で、かなりフィリピエワを見直しました(失礼な言い方sweat01
また、来てくれないかなぁ。

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